NTT労組新聞

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コラム

働き方改革等2018.06.09

労働者に影響ある法改正
政治への働き掛けますます重要に

 五月末から六月初旬にかけて、労働者に影響のある法案採決や判例等が示された。五月三一日に『働き方改革関連法案』が衆議院を通過。労働時間の上限規制や「同一労働同一賃金」の推進などのほか、労働側は反対している「高度プロフェッショナル制度」(高収入の一部専門職を労働時間規制から除外する=以下高プロ)が盛り込まれている。
 また、同日に厚生労働省は「過労死防止大綱」の改定案を示している。この中で、二〇二〇年までに「勤務間インターバル制度」を導入する企業を一〇%以上とする目標値を盛り込んでいる。「過労死防止大綱」の考え方と高プロは明らかに逆行する。政府には、多くの働く者の命が犠牲となってきたことへの認識を問いたいものである。高プロに対しては、野党も修正案を示すなど対応している。参議院での論戦に期待したい。
 また、六月一日に非正規労働者と正社員の待遇格差の是正を求める訴訟の最高裁判決が示され、この判決によって、「同一労働同一賃金」における不合理な格差に関する法的判断が示されたと言える。
 これらの判決を受けて今後の動向等に注視する必要があるだろう。今後も、労働者に影響ある法改正等が行なわれる。政治への働き掛けはますます重要になる。
(委員長 内田 靖治)

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